六盤水市

烏蒙山国家地質公園

2018-06-04

 六盤水烏蒙山国家地質公園は2005年に設立され、北盤江峡谷と碧雲洞の二つの区域と盤県大洞古人類遺跡、盤県三畳紀海生生物化石群、金盆天生橋観光区、韮菜坪「黔の頂景区」、阿勒河観光区の五つの特色溢れる観光区から構成されています。園内にはカルスト地形や峡谷地形や山地高原地形などが存在しており、カルスト地形の主な見所としては盤県碧雲洞が特に有名です。園内の鍾乳洞は4740mの長さを持っており、明代に記された著名な本である「徐霞客旅行記」の中には1200字程度の鍾乳洞に関する記述が確認されています。六盤水の峡谷地形を代表する北盤江峡谷は山頂から河の水面まで1200~1700mの落差を持ち、その眺めは雄大壮観の一言に尽きます。さらに六盤水から北西に90km離れた海抜2900.3mの所に位置する韮菜坪は「黔の頂景区」と称されており、貴州一の高度を持つ烏蒙山山脈の最高峰に位置することから「貴州の屋根」とも称されています。盤県で採取された三畳紀海生爬虫類動物化石は2.35億年以上の歴史を持っており、今まで世界で採取された三畳紀古生物の化石の中では時代が一番古いと言われています。その他にも盤県大洞遺跡で四本の旧人類の歯の化石が発掘され、後の鑑定結果から北京周口店の原人と非常に似ており、早期ホモ・サピエンスの特徴を有していることが明らかになりました。