畢節市

黔西観音洞

2018-06-04

 観音洞遺跡は黔西から30km離れた沙井郷の錦山村の海抜1450mの所に位置し、主洞、南洞、北洞の三つに分かれています。観音洞から出土された文物は中国の古人類学者が鑑定した結果、中国の旧石器時代初期の物と判明し、50~60万年前にこの地で旧人類の活動があったことが証明されました。観音洞は長さ約90m、幅2〜4m、堆積物の厚さは9mの規模を持っています。すでに3000点以上の石器が発見され、それらの石器の原料と製作方法はすべてこの地域の特色に溢れており、旧石器時代の文化発展の特徴を表しています。ここでは初期人類の猟と大きな関係があるステゴドンやサイなどの哺乳動物化石が20種類以上も発見されました。観音洞遺跡は1964年に発見され、2001年には中国重要文化財に指定されました。