銅仁市

石阡万寿宮

2018-06-04

 石阡万寿宮は県城の湯山鎮城北路に位置し、明の万暦16年(西暦紀元1588年)に建築されました。万寿宮は貴州省の中では最大面積の2300㎡を持ち、さらに最も良く保存されている建築物の一つです。万寿宮の東に前殿があり、許真君などの神様が祭ってあり、その両側には紫雲宮と聖帝廟が位置しています。西側には劇台があり、そこに施されている浮き彫りは素晴らしく、木彫りの人物はまるで生きているかのようです。万寿宮には儺劇の仮面と器具などが陳列してあり、中国唯一の儺劇博物館としても有名です。建築者はコーラオ族の民家の建築技術を利用し、それを中国の伝統的建築物に取り入れたことから、万寿宮は中原文化と地域文化、そして民族文化を全て含んだ独自の趣を見せています。2001年6月25日に中国国務院から中国重要文化財に指定されました。