安順市

関嶺化石群国家地質公園

2018-06-04

貴州関嶺化石群国家地質公園は貴陽から188km、又は黄果樹瀑布から52km離れた貴州西南部の関嶺プイ族ミャオ族自治県に位置しています。公園面積は26k㎡、主な風景区の面積は0.94k㎡で、園内には雄大壮観な花江大峡谷が存在しています。化石分布面積は約200k㎡の規模で、主に化石郡は今から2億2千万年前(三畳紀)海湾、又は大地の間に形成された黒い泥岩とシェールの中に埋没しており、以前にはイクシオサウルス、ヨウジウオ、ロングフィン等海生爬虫類、ウミユリ、アンモナイト、二枚貝、コノドント、オウムガイなどの古生物化石が採取されました。その中でも特に多く三畳紀海生爬虫類動物化石やウミユリの化石などが採取されており、世界中の同時期の地層からでは採取されたことのない保存状態が見事な化石が数多く採取されたことから「世界唯一の三畳紀爬虫類とウミユリの化石の倉庫」と称されました。これらの化石は観賞と収蔵価値を有していること以外に、三畳紀の地層、又は海生爬虫類やウミユリの分類や進化などを解明するための手掛かりとしても重要な役割を担っています。