綏陽双河(白雲岩洞穴)国家地質公園は遵義から84km離れた貴州省北部の遵義市綏陽県の大婁山山脈の海抜600~1700mの間に位置し、318.6k㎡の規模を持っており、地形の起伏が激しく、カルスト、窪地、鍾乳洞、渓谷、地下水流、天坑などが 入り混じった独自の地形をなしています。地質の種類は多岐にわたり古生層に属するカンブリア系、オルドビス系、シルル系、晩古生層に属する二畳系、中生界三畳系、新生代に属する第四紀層などの地層が確認されています。全体的に炭酸塩岩が広く分布し、カルスト地形が地上と地下の二層にわたって構成されています。綏陽双河は芙蓉江源流で、又、鳥江支流の一本でもあり、その長さは136km、落差は363.4mに。双河洞は桂花村と銅鼓村の間にある山奥に位置し、二本の川が鍾乳洞の外で合流することから「双河洞」と名付けられました。鐘乳洞群は石膏洞、水簾洞、蓮花洞、桂花洞(大風洞)、山王洞、羅教洞、連望洞、杉林洞、羅漢洞から構成されており、各鍾乳洞それぞれ違った特徴を有しています。