貴陽市

息烽集中営(収容所)旧跡

2018-06-04

息烽集中営は息烽県陽朗郷に位置する西南地域最大の収容所で、日中戦争の際に国民党軍統局が共産党員を収容するために建設されました。集中営には多数の共産党員が収容され、拷問によって収容者のその半数が亡くなりました。記念館には収容された人々の遺品や銃殺された遺体の写真などが展示され、施設の周囲には監視塔や木造の獄舎がそのままの姿で残っており、当時の影を今もなお漂わせています。獄舎の中には感化室という全く光の入らない半地下式の天井の低い部屋があり、獄舎の床には粗末なござが敷かれ、収容された共産員達はそこで雑魚寝をさせられていました。その他に鍾乳洞を利用した取り調べ室である玄天洞には拷問装置が設置されており、そこで多くの人々が命を落としたと言われています。